交通事故 弁護士 千葉

超高齢化社会と言われる現代の日本では、
交通事故によって無くなる高齢者の数も群を抜いて増加傾向にあります。
特に歩行力や判断力が鈍る75歳以上のお年寄りは、
自転車と衝突しただけでも亡くなってしまうケースがあります。
高齢者が交通事故で亡くなった場合、
慰謝料等、示談金の相場はどのようになるのでしょうか？
なお、ここでいう高齢者とは①６５歳以上②無職独身を想定しています。

任意保険の場合、高齢者が交通事故で死亡すると例え被害者側に全くの落ち度がなかったとしても、慰謝料の減額を求められるケースがあります。
かつては、東京地方裁判所民事２７部（交通事故専門部）において、「５０歳以上の者については慰謝料を減額することがある」と明言しており、裁判所においても高齢者の慰謝料を減額していたことがわかります。

このように高齢者の慰謝料が低い根拠としては、かつては「高齢者は若者と比較して人生の残りが短く、楽しみを享受する期間が短いから」など諸説言われていました。
しかしながら、このような価値判断が必ずしも正しいとはいえないことから、近時においては高齢者の慰謝料が明確に低額であるとは言えなくなっています。

現在の裁判所基準を見ると、高齢者は1800万円～2200万円の慰謝料が支払われる事になります。

裁判基準では特に減額されなくなった高齢者の慰謝料ですが、保険会社基準になると上記の裁判所見解の影響なのか、かなり低く提示してきます。
慰謝料を減額されない対策としてまず挙げるのは、保険会社の言うなりにならない事です。保険会社は自社の利益があるため、費用を最低限にしようとする傾向があります。

ただし、事故後で遺族としての悲しみも癒えない時期でもあるので、この場合は交渉のプロである弁護士の力を借りると、慰謝料の交渉もスムーズに行ってもらえます。
弁護士事務所では交通事故を専門に扱っている所も多く存在しますので、まずは無料相談窓口で相談してみましょう。

1. 交通事故の示談金(慰謝料)


1. 　→死亡時の交通事故慰謝料の相場
2. 　→示談金(慰謝料)の内訳・相場・計算方法


3. 　→請求可能な損害・種類
1. 　　　→治療費・入院費・弁護士費用等
2. 　　　→物損（修理費・評価損）
3. 　　　→慰謝料の種類（入院・通院・後遺障害・死亡）
4. 　　　→慰謝料の基準
5. 　　　→後遺障害逸失利益
6. 　　　→死亡逸失利益
7. 　　　→休業損害（休業補償）
8. 　　　→損益相殺
9. 　　　→素因減額
10. 　　　→交通事故の高齢者の死亡慰謝料について